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十一ぴきのネコ@紀伊國屋サザンシアター [theatre]

開演前から客席にネコたちがうろうろして、「おなか減った~」「何か食べ物ないかなあ」。
座席は2列目だったんですが、すぐ前の最前列にかわるがわるネコが座りにきて、隣の女性と世間話したり。
すっかり楽しい気分になったところで、一斉に「ニャー!」と鳴き声が響き渡って開演です。

[data]
十一ぴきのネコ
作:井上ひさし
演出:長塚圭史
音楽:宇野誠一郎、荻野清子
出演:北村有起哉、中村まこと、市川しんぺー、粟根まこと、蟹江一平、福田転球、
大堀こういち、木村靖司、辰巳智秋、田鍋謙一郎、山内圭哉、勝部演之
東京公演:2012年1月10日(火)~1月31日(火)紀伊國屋サザンシアター
上演時間:約2時間30分(休憩15分)



原作は、絵本好きには有名な馬場のぼるの人気シリーズ。
これを井上ひさしが1971年に戯曲化したミュージカル作品なんですが、演出の長塚圭史といい、小劇場系の役者さんたちといい、どうみてもミスマッチ(失礼)なところが気になって、ミュージカルが苦手なくせに観に行ってしまいました。
でもでも、おもしろかったー!

いつもおなかを空かせている10匹の野良ネコたちのところに、同じく野良ネコのにゃん太郎(北村有起哉)がふらりとやってきます。
このままじゃ飢え死にするだけだと集団自殺を図ろうとする10匹に、大きな魚が住む湖へ冒険の旅に出ようと誘うにゃん太郎。
やっとたどり着いた湖で、みんなは力を合わせて大きな魚を仕留めるのですが・・・。

脚本も役者さんも力があるせいか、どのネコもキャラが立っていて愛嬌たっぷり。
テーマ曲っぽい「十一匹のネコが旅に出た」、にゃん太郎の教養が光る「シェイクスピア全作品」、無茶な歌詞が笑える「魚の子守唄」と耳に残るナンバーが多く、音楽の楽しさも満喫できます。
とくに印象に残ったのは、にゃん十一=山内圭哉のかっこよさと、にゃん太郎=北村有起哉の尋常じゃない汗の量。人間スプリンクラーのようでしたもん。(@_@;)

11匹は冒険のあと、野良ネコ共和国をつくります。そして10年が過ぎ、にゃん太郎はリーダーの座を追われる一方で、9匹のネコは権力の座にのぼりつめていく。
そして衝撃の結末。

ずっしーんときて、いろんな思いが頭を駆けめぐりました。
あからさまなメッセージとは違う、答えのない問いを投げつけられたような。
いまも胸がざわついています。


ところで、この作品には2種類の台本があって、今回は時代性の色濃いテアトル・エコー版が使われたそうです。
ゴーゴーを踊るとか、ベトナム戦争とか、赤尾敏の演説とか、確かに年代を感じさせるセリフも多かった。
そういえば昔、数寄屋橋でよく見かけたなあ、赤尾敏の演説。(←年バレw



[おまけ]

観劇前のランチは、トマトとシャンピニオンのガレット@ブレッツカフェ。
オーガニックのシードルがおいしかったー( ̄▽ ̄)=3 プハァー





今年はすっきり~ [デジタル的]

年が明けて、もう10日も過ぎてしまいました。松の内って、いつまででしたっけ・・・。
ともあれ、2012年もよろしくお願いいたしますー。




 ドラゴン@銀座和光ショーウインドウにて


2011-12年の年越しは、例のごとく銀座和光→神田明神のコースでした。
せっかくホテルをとってあるので、夕食前にちょっと足を延ばして水天宮を参拝。
いつもは母と姉と3人のところ、今年は帰省中の甥っ子も参加したのですが、地下鉄の階段で母をおぶってくれたり、ちょっとしたアクシデントでもてきぱきと動いてくれたり、大活躍でした。
いつの間にかオトナになったなぁ。(´-`) (じーん)




甥にごほうびのブルーマウンテン。伊万里の器に入っておりました。ま、まぶしいっ☆





今年の抱負というほどではないけれど、改善したいなぁと思っているのは睡眠のこと。
仕事が在宅なので、ついずるずると夜遅くまでやってしまい、睡眠不足のせいで集中力が低下し、結局いつも締め切りぎりぎりになるという悪循環。つまりは自己管理能力がないわけですが。( ̄ー ̄;

で、↓ こんなアプリをTwitter仲間さんから教えてもらいました。

Sleep Cycle alarm clock

iPhoneやiPod touch、iPadで使える目覚ましアプリです。
解説によれば、自分の睡眠パターンを分析して、いちばん眠りの浅くなった時間帯に起こしてくれるので、お目覚めすっきり! とのこと。
85円とお安いので、試しに入れてみたところ、これがなかなかよいのですよー。
まだ5日目ですけどね。( ̄∇ ̄;)ヲイ

その理由はまず、浅い眠り=レム睡眠中にアラームが鳴るので、気持ちよく起きられること。
毎日の睡眠パターンをグラフにしてくれるので、睡眠管理(体調管理)がしやすいこと。
あと、自分としては記録をつけることで、仕事をだらだら遅くまでやりにくくなったことですね。

もちろん個人差があるし、相性が合わないこともある。
設定時間までの30分間でいちばん眠りが浅い時間にアラームが鳴るので、ヘタすると30分早く起こされてしまうことも。それで二度寝してしまったら、アウトです。
使ってみてイマイチだなぁという人はノーマルモードにすれば、ふつうのアラームとして使えます。毎日の睡眠グラフをつけるだけでも、結構おもしろいですよーv





目覚ましをセットしたら画面をロックせず、ガラス面を下にして枕元に。iPhoneのセンサーが睡眠中の寝返りを感知して、眠りの深さを分析するという仕組みです。
ここ3日間の睡眠パターンをUPしてみましたが、3日目の爆睡ぶりには目を見張るものがあります。( ̄∇ ̄*)


三谷幸喜イヤー・コンプリート [theatre]

先週の初め、パルコ劇場で「90ミニッツ」を観てきました。
(今週はシアタートラムで「その妹」を観たのですが、それはまたの話。)

キャストは西村雅彦と近藤芳正。あの「笑の大学」(舞台版)の2人です。
残念ながら上演当時(1996年、98年)は三谷さんの舞台に縁がなく、DVDでしか観てないんですけど、この2人のコンビがふたたび三谷作品にとなれば、期待しないほうが無理ってもんです。

今回の舞台は、ある大学病院の一室。
交通事故に遭った9歳の少年が運び込まれ、緊急手術をすれば命が助かる状態でありながら、父親は信仰上の理由で承諾書にサインをしようとしない。
なんとか彼を説得しようとする整形外科医(西村雅彦)と、輸血を伴う手術を拒む父親(近藤芳正)との激しいやりとりは、妥協点を見出せないままに時間が刻々と過ぎていく。
「90ミニッツ」=90分とは、少年の命を救う決断をするための、ぎりぎりのタイムリミットなのです。

コメディ的要素を封印し、場面転換もなく、どんでん返しもカタルシスもない舞台。
何度も攻守入れかわっては堂々巡りをする2人の議論の行く末だけが、物語を推し進めていく力となっているのですが、そのテンションがだんだんこっちにも乗り移ってくる感じ。
すっかり心拍数が上がってしまいました。

テーマがテーマだけに、内容は賛否両論あるようですけど、価値観をめぐる議論に勝ちも負けもないし、世の中に絶対的な正しさなんてない。その意味ではリアルな作品だったと思います。
価値観の違う隣人とわかり合うのはむずかしいけど、それでもなんとか共存していくしかないんですよね。
とても見ごたえのある、おもしろい舞台でした。



2011年は三谷幸喜生誕50周年を祝う「三谷幸喜大感謝祭」ってことで、演劇・映画・テレビ・小説合わせて7本の新作が発表される年でした。(詳しくは、こちらなど → 「演劇ライフ」記事
どうやら小説だけは執筆が間に合わなかったようですが、残り6本はこの「90ミニッツ」で終了。
わたしもどうにかチケットがとれて、無事6本コンプリートしました。(あっ、ドラマはまだ録画を観てなかった・・・)

新作舞台4本のうち、唯一ブログにUPできなかったのが「国民の映画」。
ナチス・ドイツで宣伝省大臣を務めたゲッペルスと、彼をとりまく映画人たちの、戦争と芸術をめぐる物語です。
小日向文世はじめ、段田安則、風間杜夫などキャストも魅力的で、深く余韻の残る作品でした。
ただ、これを観劇したのは3月17日。
まだ首都圏では余震が多く、電車のダイヤも大幅に乱れ、安全上の理由で公演を中止する劇場も数多くありました。
そんななか、どうにかたどり着いたパルコ劇場では、開演直前に三谷さん本人が舞台に登場し、観客にあいさつをしたのです。(全文は、こちら → PARCO劇場公式ブログ

「こういう時だからこそ、劇場のあかりを消してはいけないんだと、僕らは思いました」
この言葉にどれほど力づけられたことか。
迷ったけど、来てよかったと思いました。



文章ばかりじゃさびしいので、少しばかりランチ写真を。
しかしパスタばっかり食べてるなぁ。


下北沢「ラ・ベファーナ」のパスタランチ(ナイロン100℃「ノーアート・ノーライフ」観劇前に)。
写ってないけど、ドレッシングたっぷりのサラダやラザニアもおいしいです。




三軒茶屋「イル・ピッツァイオーロ」のパスタランチ(シス・カンパニー「その妹」観劇前に)。
パスタはもちろん、温野菜が美味! おみやげにお菓子までいただいてしまいました。



たぶん、この記事が今年最後の更新になると思います。
ではでは、みなさんよいお年をー♪


最初で最後の [ソライロアサガオ便り]

11月9日の朝のことでした。

窓ガラス越しに、何か青いものが。



ソライロアサガオの花が咲いていたんです。



以前もこの時期にアサガオが咲いていたことはありました。
でもそれは、盛りの夏からたくさんのつぼみをつけ、秋を迎えても咲きつづけてきた元気な苗の話。

今回のアサガオは、今年最初の開花です。
そして、たぶん今年最後の花。

去年採れた種は充分成熟したものがなく、やっと発芽した唯一の苗は、夏のベランダの酷暑に耐える力がありませんでした。
小さなつぼみをやっとつけたところで本格的な暑さが来て、つぼみは熱とハダニで全滅。
葉っぱも次々と落ちて、支柱のてっぺんまで伸びたつるは、半分以上が茶色く枯れてしまいました。

10月にようやく涼しくなったころ、新しい葉っぱがちらほら。
つぼみもいくつか大きくなってきました。
でも、花を開くだけの力が残っていなかった。

だからこのアサガオは、2011年の代表選手です。
花は小さいけど。



開花して3日目。



もう、花びらを閉じる力も残っていなくて。
このかたちのまま、しおれて枯れていきました。

よくがんばったね。


清水ミチコ TALK&LIVE 2011 [music]

月が替わってしまいましたが、半月ほど前、清水ミチコのライブを見てきました。去年の世田谷パブリックシアターに続いて2回目です。
今回はぐっとローカルに、松戸市民会館。てっぺんに小さなプラネタリウムがあるんですよー。入場料52円の。
松戸市出身の元宇宙飛行士・山崎直子さんも、子どものころに通ったんだそうです。
この山崎さんと同じ小学校を卒業したというのが、わたしのプチ自慢でございます。<( ̄- ̄)>

千葉県ってことで、ミッチャンによる「千葉県あるある」ネタを少しご紹介。
  • 小学校の社会科見学は醤油工場だった
  • 給食に「みそピー」が出る
  • 「ジャンケンポン」を「チッケッタ」と言う
  • 運動会では「なのはな体操」をする
  • ゆるキャラのチーバくんはいい感じだと思っているが、知事を見ると不安になる
  • 常磐線各駅停車を千代田線だと言い張る
  • 初めて飲んだコーヒーはマックスコーヒーである

県民の方、いかがでしょうかー。
ちなみにわたしは、みそピー・なのはな体操・マックスコーヒーは×。それ以外は見事に当てはまります。
どっぷり県民だなぁ( ̄ー ̄;

TALK & LIVEのTALKとして、冒頭はラジオパーソナリティの荻野真理さんとの対話形式でした。
この荻野さんの彼氏の名前を聞いてびっくり。
なべやかんですよ。替え玉受験で有名な。(←荻野さんがそう言ったんです~)
ミッチャンのつっこみと彼女のオーバーリアクションが楽しかったー。

LIVEでは弾き語りを中心に、モノマネ芸をたっぷり堪能。
定番の真矢みきに美輪明宏、桃井かおりに大竹しのぶ、瀬戸内寂聴なんていうのもあります。
安藤裕子、笹川美和、YUKI、chara、UA、宇多田ヒカルなどの歌姫メドレーは、「あくびをしながら」とか「寒い、寒いと震えながら」とか、スライドによるモノマネ講座がいちいちおかしい。
さらにはベートーベンの「月光」を厳かに弾きつつ、岸田今日子の声で天気予報。あまりに似合いすぎです。

なかでも爆笑しつつ感動したのは、ピアノで弾く「渡る世間は鬼ばかり」のテーマ曲にのせて、『天空の城ラピュタ』の「君をのせて」を歌いあげるという荒業。
合っているようで合っていないような、絶妙な気持ち悪さのまま最後にたどり着いたときの達成感というか爽快感というか。
いやはや、天才ですねー。

アンコールはミッチャンがいちばん好きな人、矢野顕子の「横顔」。
彼女の明るい歌声のように、楽しい楽しいライブでした。



去年のライブを収録したDVD「バッタもん」は、12月7日発売予定。

Live! 清水ミチコのお楽しみ会 ”バッタもん” [DVD]

Live! 清水ミチコのお楽しみ会 ”バッタもん” [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


わたしが持っているのは、前作の「リップサービス」。おもしろいよー。

LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス” [DVD]

LIVE!清水ミチコのお楽しみ会“リップサービス” [DVD]

  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • メディア: DVD


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